書評:風をたべる -makan angin-

お久しぶりです。すずめでございます。

今回はこちらの本を紹介します。

 

風をたべる -makan angin- (宇垣美里著 集英社)

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今年3月までTBSアナウンサーとして活躍されていた宇垣美里さんによる初のフォトエッセイです。宇垣さんの生い立ちから現在に至るまでの軌跡が書かれています。

 

週間プレイボーイに連載された33のエッセイをもとに構成されているのですが、その根底には”世の中の理不尽”に対する反骨精神が流れていて、とても読み応えがありました。また宇垣さんは読書家だそうで、随所に偉人の言葉が引用されています。

 

ちなみにこの本の題名にある”makan angin”はマレー語で「旅する」を意味するのだそう。直訳すると「風を食べる」。知らない場所で感じた孤独と自由が、その気になればどこにでもいける原動力を生み出しているようです。

 

今を全力で生きる宇垣さんのエネルギッシュさに圧倒される一冊でした。