退院サマリを早く仕上げることの大切さ その1

すずめです。

これまで書評を中心に書いてきましたが、今回は"業務の効率化"というカテゴリーで文章を書こうと思います。

その第一弾は... "退院サマリー"です。

 

退院サマリーは患者さんが退院する時に作成する書類の一つで、主訴・現病歴・既往歴・入院時現症・入院後経過・退院時処方等をまとめたものです。医師に限らず、看護師・療法士にも同様のサマリーが存在します。これは作成が義務付けられているようで、現在勤めている病院では退院後7日以内に作成しなければいけません。退院するたびに書かなければいけないものなので結構な負担を強いられます。

 

退院サマリーにまつわるこんな論文があります。

Association between days to complete inpatient discharge summaries with all-payer hospital readmissions in Maryland.

Hoyer EH, et al., J Hosp Med. 2016 Jun;11(6):393-400.

この解説は洛和会丸太町病院の先生のブログに取り上げられています。

退院サマリーを迅速に書くことは良質の医療を示す | 洛和会丸太町病院 救急総合診療科 非公式HP

 

退院サマリーの作成が遅れるほど、患者の再入院率が上昇するとした論文です。

再入院率云々な話は実感としてはまだわからないのですが、サマリー作成が早い先生方は仕事が早い印象があります。

 

 

慣れてしまえばすぐ書き終えられるけれど、慣れないうちは全然進まない退院サマリー...(ブログを継続すると言い続けてなかなか筆が進まない私が言うなと言う話ですが......)

どうすれば早く書けるのか。私もまだまだ模索中ですが、こうすればいいんじゃないかというのは最近になって少しずつわかってきました。

その点について次回記していきたいと思います。