書評:『人生にゆとりを生み出す 知の整理術』

今日は1冊の本を紹介します。

 

人生にゆとりを生み出す知の整理術

元「日本一のニート」phaさん 大和書房

https://www.amazon.co.jp/%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%81%AB%E3%82%86%E3%81%A8%E3%82%8A%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%BF%E5%87%BA%E3%81%99-%E7%9F%A5%E3%81%AE%E6%95%B4%E7%90%86%E8%A1%93-pha/dp/4479796207

 

生来極端のめんどくさがり屋でありながら、効率的な勉強方法を生み出し、京都大学現役合格・人気ブログ化成功、複数の書籍執筆など成功しているphaさん。その効率的学び方のエッセンスがこの本に詰まっています。

 

この本で伝えたいことはただ一つ。

“一生懸命、必死で頑張っているやつよりも、

なんとなく楽しみながらやっているやつのほうが強い。 "

 

印象に残ったことをいくつか。

 

①本を読むときは「知識をかきまぜるように」

 

正確な記憶はあまり役に立たなくて、曖昧な知識ほど実用的なのだそうです。

ある分野について1冊しか読まなかった場合、本の内容を丸々コピーして話すことはできても、自分の言葉で語るのは難しく、著者による偏りに気づくこともできないそうです。

初心者レベルの本2冊(それぞれ少し雰囲気が違うもの)に加えて、その分野に関して書かれたエッセイを読むことで、本のそれぞれの内容がかき混ざり、勉強したことを自分で説明できるようになるそう。

 

また本はできるだけ図書館で借りるようにして、本当に必要なものだけ買うのが大事なんだと。身銭を切って買うのももちろん大事ですが、本をすべて買うと身銭を切った痛さが薄らいでしまうのだそうです。

 

 

電子書籍より紙の本!

本は紙の本が良いそう。電子書籍も紙媒体も書かれていることは同じですが、紙の質感・部屋に置くことで否が応でも感じてしまう本の存在・カバンに入れたときの重さというのは電子書籍では代替不可能であります。

五感を感じながら読むことで記憶にも定着しやすいのだそうです。

 

③スケジュールの立て方

スケジュールに遅れがちな人は「自分がもっとも調子が良くて何のトラブルも起きない状態」を基準にして予定を組んでしまうのがいけないのだと。

“自分のダメさ”を認識することが重要であり、「この辺で2,3日やる気がなくなってぐだぐだしているはずだ」ということを計算してスケジュールを立てましょう。

 

 

④ブログを書いてみる

自分で考えたものを言語化・文章化すること、また人に教えたり読者から反応をもらうことで知識の定着が期待できるとのこと。

医学部で説かれたグループ学習の必要性と似たものを感じました。

なお文章を書く気力が起きない場合のウォーミングアップとしてtwitterは最適だそうです!twitterを続ける言い訳がまた一つ増えました。これからもつぶやこう。

 

実質一時休止状態になっていた本ブログですが、定期的に更新していきたいと思います。